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【電気ポットでゆで卵】メーカーの注意点と半熟の時間や温泉卵の作り方

【電気ポットでゆで卵】メーカーの注意点と半熟の時間や温泉卵の作り方

電気ポットでゆで卵を作りたいときの安全なやり方と、固さごとの時間をお伝えします。

こんなこと、考えたことはありませんか?

  • コンロを使わず、ポットだけでゆで卵を作れたらラク
  • ポットに卵を入れて、壊れたり臭いが付いたりしないか心配
  • 半熟や温泉卵にするには何分待てばいいか知りたい

ネットでは簡単にできると紹介されているので、試してみたくなりますよね。

迷いやすいのは、ポットの中で卵をゆでることと、ポットのお湯を使うことが一緒に語られているからです。

電気ポットでゆで卵を作る方法をメーカーの注意書きとレシピで調べた結果、以下のとおりでした。

  • ポットの中に卵を入れるのはメーカーが禁止
  • 熱湯を鍋に移せば半熟8分・固ゆで13分
  • 熱湯と水で火を使わず温泉卵も作れる

ここからはポットのお湯を使ったゆで卵と温泉卵の作り方を、もう少し詳しくご紹介しますね。

毎朝のゆで卵を手軽にしたいなら、道具をひとつ見直すだけでぐっと続けやすくなりますよ^^

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目次

電気ポットでゆで卵は中に入れずお湯で作る

卵はポットの中に入れず、ポットのお湯を鍋や容器に移して作るのが正解です。

まずはメーカーがどう案内しているか、ネットでよく見るやり方とあわせて整理します。

象印もタイガーも水以外を入れるのは禁止

象印は、電気ポットに水以外のものを入れて沸かさないよう、よくある質問で案内しています。

理由は、泡立ってふきこぼれてやけどをするおそれがあり、通り道が詰まったり内容器が焦げたり傷んだりするためです。

タイガーも電気ケトルと電気ポットの注意事項で、水以外のものを沸かさないことをいちばん最初に挙げています。

ネットには自己責任でと書いた記事もありますが、作っているメーカー自身がはっきり禁止している使い方なんですね。

ポリ袋に入れても湯煎にあたる

卵をポリ袋やジップ付きの袋に入れれば、直接入れていないから大丈夫と考える方も多いと思います。

ところがタイガーの注意事項では、缶コーヒーや缶詰、レトルト食品の湯煎もはっきり禁止されています。

袋に入れた卵をポットのお湯に沈めるのは、中身をお湯で温める湯煎と同じ形です。

袋は殻が割れたときの汚れを減らすだけで、ポットの中に物を入れて沸かすことに変わりはないと考えておきましょう。

電気ケトルでも同じ注意がある

電気ケトルなら大丈夫かというと、そうではありません。

タイガーの注意事項は電気ケトルと電気ポットをまとめた内容で、どちらも水以外を沸かさないよう書かれています。

ほかのメーカーのケトルも、水以外を入れて使わないよう案内しているものが多く見られます。

ケトルは口が狭くて卵を出し入れしにくいぶん、殻を割ったりやけどをしたりしやすい点にも気をつけたいところです。

中で作る方法は何分かかるのか

参考までに、ポットの中で作った人たちの時間を見ると、思ったほど早くないことが分かります。

ティファールのポットで試した体験記では、水500mlを沸かしたあと10分置いてようやく好みの半熟でした。

知恵袋には、毎日ポットで3〜4個作って15分ほどかかり、6〜7分だと殻がむきにくいという声もあります。

ポットのお湯を鍋に移す方法でも半熟は8分なので、中に入れても時間の得はほとんど無いんですね。

ポットの中で卵をゆでると起きること

ポットの中で卵をゆでると、故障や汚れの原因になり、衛生面の不安も残ります。

メーカーが禁止している理由を、ポットの仕組みと卵の性質から具体的に見ていきます。

沸騰を見張る仕組みが狂って故障につながる

電気ポットやケトルは、沸騰したときに出る蒸気や温度を感じ取って、ヒーターを止めています。

タイガーは、水以外のものが蒸気の通り道に入ると沸騰を検知できなくなり、焦げつきや腐食、異臭の原因になると説明しています。

実際にケトルで卵をゆでた体験記事でも、卵を入れると自動で切れにくいので手でスイッチを切ると書かれていました。

毎日お湯を沸かす家電なので、卵のために調子を崩してしまっては元も子もありません。

殻が割れると内容器に汚れが残る

冷蔵庫から出したばかりの卵を熱いお湯に入れると、急な温度差で殻にヒビが入りやすくなります。

殻が割れると白身が流れ出し、内容器の底やヒーターの上で固まってこびりつきます。

ポットは鍋のようにスポンジでこすり洗いしにくく、丸洗いも禁止されているので、汚れを落としきるのが大変です。

次に沸かしたお湯で入れたお茶が卵くさい、というのは誰にとってもうれしくない朝ですよね。

サルモネラ菌と加熱の目安

卵で気になるサルモネラ菌は、中心部を75℃で1分以上加熱すれば死滅するとされています。

日本で売られている卵の多くは洗浄と殺菌をしてから出荷されていて、殻の汚れのリスクは低いと言われています。

ただしヒビの入った卵は中まで菌が入りやすいので、加熱して早めに食べるのが基本です。

毎日お茶やミルクに使うお湯を沸かす容器に卵を入れないことが、いちばん確実な衛生対策になります。

電気ポットのお湯でゆで卵を作る手順

ポットの熱湯を鍋に移せば、沸騰を待たずにすぐゆで始められます。

ここでは、キユーピーが紹介しているお湯からゆでる方法をもとに、ポットのお湯を使う手順をまとめます。

鍋に熱湯を移せば沸騰待ちがない

ポットのいちばんの出番は、鍋でお湯を沸かす時間を丸ごと省けるところです。

ガスコンロで1Lの水を沸かすと5〜7分ほどかかりますが、98℃で保温しているお湯なら火にかけてすぐ沸き立ちます。

ゆで始めるまでの時間を、やり方ごとに並べるとこうなります。

やり方ゆで始めるまで半熟までの合計
水から鍋で沸かす5〜7分13〜15分
ポットの熱湯を鍋へ1分前後9分前後
ポットの中で作る水から沸かす10〜15分(体験談)

水から沸かす時間はガスコンロで1Lを沸かす目安、ポットの中で作る時間は先ほどの体験談の数字です。

ポットの熱湯を鍋へ移す方法なら、ポットの中で作るより早く、しかも固さを時間どおりに決められます。

半熟は8分で冷水にとる

半熟にするときの手順は、次のとおりです。

  • 鍋に卵がかぶるくらいのポットのお湯を注ぐ
  • 火にかけて沸いたら冷蔵庫から出した卵をそっと入れる
  • 8分ゆでたらすぐ氷水にとって冷やす

キユーピーのレシピでは、お湯から8分で半熟、11分でやや固めという目安になっています。

冷蔵庫から出したての卵を使うのは、卵の温度がいつも同じになり、仕上がりがぶれにくいからです。

ゆで上がったら余熱で黄身が固まらないよう、すぐ冷水にとるのが半熟を成功させる決め手です。

固ゆでは13分が目安

お弁当やサンドイッチ用に黄身までしっかり固めたいなら、お湯から13分ゆでます。

固ゆでは余熱で多少火が入っても崩れにくいので、半熟ほど時間に神経質にならなくて大丈夫です。

それでもゆで上がったらすぐ冷水にとると、殻がむきやすくなります。

キッチンタイマーを8分と13分で使い分ければ、家族の好みに合わせて取り出す時間を変えられますね。

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殻が割れないように入れるコツ

お湯からゆでる方法でいちばん多い失敗が、入れた瞬間に殻が割れて白身が飛び出すことです。

  • ヒビのある卵を使わない
  • お玉にのせてゆっくり沈める
  • お湯に酢と塩を少し入れる
  • ぐらぐら煮立てず火を少し弱める

キユーピーのレシピでも、お湯に酢大さじ1と塩小さじ3分の1を入れて殻の割れを防いでいます。

酢と塩には白身を早く固める働きがあると言われていて、もしヒビが入っても中身が流れ出しにくくなります。

火を使わずに温泉卵を作る方法

ポットの熱湯に水を少し足して卵を30分置けば、火を使わずに温泉卵ができます。

コンロを使えない場所でも作れる、ポットのお湯ならではの方法をご紹介します。

熱湯1Lに水200mlで30分置く

キユーピーが紹介している温度計のいらない温泉卵は、次の手順です。

  • 鍋かボウルに熱湯1Lを入れて水200mlを足す
  • 冷蔵庫から出した卵4個をそっと入れる
  • ふたをして30分置き、冷水で5分ほど冷やす

もっと白身をやわらかくしたいときは、置く時間を20分ほどに縮めます。

熱湯はポットから注ぐだけなので、朝ごはんの支度をしているあいだにほったらかしで仕上がります。

ポットの98℃のお湯でも同じ手順で作れる

電気ポットのお湯は98℃保温が多いので、100℃の熱湯と同じでいいのか気になりますよね。

そこで、水道水を20℃として熱湯1Lと水200mlを混ぜたときの温度を計算してみました。

100℃の熱湯なら約87℃、98℃のお湯なら約85℃で、差は2℃ほどしかありません。

そこへ冷たい卵が入り、30分のあいだに少しずつ冷めていくので、2℃の差は仕上がりにほとんど響かないと考えられます。

90℃保温のお湯を使うなら混ぜたあと約78℃まで下がるので、水を足さずにそのまま注ぐほうが近い温度になります。

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黄身と白身が固まる温度の違い

温泉卵ができるのは、黄身と白身で固まる温度が違うからです。

キユーピーによると、白身は57℃くらいから固まり始め、70〜80℃で完全に固まります。

黄身は65℃くらいから固まり始め、68〜70℃でしっかり固まります。

65〜70℃のあいだに保つと、黄身はとろりと固まり、白身はやわらかいままの温泉卵になるわけです。

逆に言えば、冷めていくお湯に注ぐだけでは白身が80℃に届きにくく、固ゆでまでは作りにくいということですね。

70℃保温のお湯とスープジャー

保温温度を70℃に設定できる電気ポットなら、スープジャーのような保温容器と組み合わせる方法もあります。

ウォーターサーバーの70℃前後のお湯で作るレシピでは、保温容器に殻付きの卵を入れてお湯を注ぎ、50分ほど置いています。

容器の保温力で温度が落ちにくいので、黄身が固まる温度帯を長く保てるという考え方です。

容器の大きさや保温力で仕上がりが変わるので、最初の1個は途中で様子を見ながら時間を決めてくださいね。

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電子レンジやゆで卵器を使うときの注意

電子レンジで卵を温めるのは危険なので、使うなら専用の器具を説明どおりに使います。

ポットのほかに手軽な方法として思い浮かぶ道具の、気をつけたい点をまとめます。

電子レンジで卵を温めると破裂する

殻付きの生卵やゆで卵を電子レンジで温めると、中の圧力が上がって破裂するおそれがあります。

製品評価技術基盤機構や東京都も、電子レンジでの卵の加熱に注意するよう呼びかけています。

レンジの中では割れず、取り出してから破裂することもあるので、うっかり温めたときは冷めるまで触らないでください。

レンジ用ゆで卵器は水位線を守る

電子レンジで使うゆで卵器は、容器に水を入れて卵をお湯で温める作りになっています。

国民生活センターのテストでは、水位線まで水を入れたときは破裂せず、水が半分や空のときは卵が破裂しました。

水が足りないと卵の外側から十分に温められず、中の圧力が上がったと見られています。

もともとレンジでの卵の加熱は禁止事項なので、使うときはゆで卵器の説明書にある水量と時間を必ず守りましょう。

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コンセント式のエッグスチーマー

火もレンジも使いたくないなら、コンセントにつなぐエッグスチーマーという選択肢もあります。

レコルトのエッグスチーマーは、鶏卵1個を水14mlで約12分の半熟、18mlで約14分の固ゆでに仕上げます。

消費電力は約100Wと小さく、価格も3,300円と手ごろです。

ただしこの機種は自動で電源が切れないので、でき上がったら自分でスイッチを切る必要があります。

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うっかりポットで卵をゆでたときの対処

すでに卵を入れてしまったなら、水だけで沸かして捨て、臭いが残ればクエン酸洗浄をします。

一度やってしまったポットを、次から気持ちよく使うための手順です。

満水で1〜2回沸かして湯を捨てる

まず内容器に殻のかけらや白身が残っていないか、明るいところでのぞいて確かめます。

象印は、ポットのにおいが気になるときは満水で1〜2回お湯を沸かし、注ぎ口からお湯を出す操作をすすめています。

注ぎ口から出すのは、給湯の通り道に残ったお湯も入れ替えるためです。

本体を丸ごと水につけて洗うのは、中に水が入って故障や感電の原因になるので避けてくださいね。

臭いが取れないならクエン酸洗浄

沸かし直しても臭いが残るときは、象印が案内しているクエン酸洗浄を試します。

  • クエン酸30gをぬるま湯に溶かす
  • 水と合わせて満水表示まで入れる
  • クエン酸洗浄モードを実行する
  • 湯を捨て、水だけ沸かして注ぎ口から出す

洗浄モードは約1時間30分で、モードの無い機種はふつうに沸かして約1時間保温してから湯を捨てます。

洗浄のあと注ぎ口からお湯を出すと、クエン酸の溶けたお湯が通り道の汚れも流してくれます。

クエン酸の量や手順は機種で違うことがあるので、取扱説明書もあわせて確認しておくと安心です。

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電気ポットでゆで卵を作るときのまとめ

  • 象印もタイガーもポットに水以外を入れるのは禁止
  • ポリ袋に入れた卵も湯煎にあたる
  • 熱湯を鍋に移せば半熟8分・固ゆで13分
  • 熱湯1Lに水200mlを足して30分で温泉卵
  • 入れてしまったら沸かし直しとクエン酸洗浄

ポットのお湯を上手に使えば、ゆで卵づくりの手間はぐっと軽くなります。

ポットも長持ちして、毎朝のお茶もおいしいまま楽しめます。

好みの固さのゆで卵がいつでも作れる、そんなうれしい毎日を始めてみてくださいね。

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