窓用エアコンの高さが足りないときに、不足を埋める方法をひととおりお伝えします。
こんなお悩みありませんか?
- 窓を測ったら基準にあと数センチ届かなかった
- 買ったあとに設置できないと気づいた
- 自己流で付けて壊さないか不安がある
あと少しで届くところまで来ているだけに、諦めきれない気持ちになりますよね。
窓用エアコンの高さが足りない場合について調査した結果、以下のとおりでした。
- 下限はメーカーごとに違い760mmから
- 数センチなら枠側の調整で届く
- 大きく足りないならかさ上げか代替機
ここからは不足の大きさ別に、どの手を打てばよいのかを詳しくご紹介していきます。
低い窓に対応する機種は数が少ないので、早めに在庫を見ておくと安心ですよ^^
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窓用エアコンの高さが足りない時
足りない量が何センチなのかで、打つべき手はまったく違ってきます。
まずは自分がどの段階にいるのかを見極めるところから始めましょう。
不足が何cmかで対処が変わる
同じ高さ不足でも、1センチと20センチではまるで別の問題になります。
数センチであれば、機種の選び直しや枠の調整だけで届くことが珍しくありません。
10センチを超えて足りない場合は、窓枠の下に台を作って持ち上げる話になります。
さらに20センチ以上開いているなら、窓用エアコン以外の機器へ切り替えるほうが現実的です。
- 1〜2cm不足なら機種の選び直しで届く可能性
- 3〜10cm不足ならかさ上げ台を検討する
- 10cm以上不足なら代替機種へ切り替える
76cmから設置できる機種がある
意外と知られていないのが、必要な窓の高さがメーカーごとに違うという事実です。
多くの記事では770mmという数字が共通の基準のように書かれています。
ところが実際には、760mmから取り付けられる機種も販売されています。
わずか1センチの差ですが、あと少しで届かない人にとっては決定的な違いになります。
買う前に諦めてしまう人が多いので、この差は最初に確かめておきたいところですね。
無理に付けると起きる不具合
足りないまま押し込んで付けてしまう方法も、探せば実例が見つかります。
ただし枠が窓に密着しないので、上下に隙間が残ったままの状態になります。
その隙間から外気が入り込み、冷房の効きが落ちて電気代だけがかさみます。
固定が甘ければ落下の危険もあるため、無理押しは最後の手段と考えておきましょう。
メーカー別の最小取付高さを比較
下限はメーカーごとに17mmの幅があり、機種を変えるだけで届く場合があります。
各社が公表している数字を並べて、自分の窓がどこに当てはまるか確かめてみてください。
見るべきなのは標準枠の下限と、別売枠でどこまで伸ばせるかの2点です。
| メーカー | 標準枠の下限 | 標準枠の上限 | 別売枠での上限 |
|---|---|---|---|
| トヨトミ | 760mm | 1400mm | 1900mm |
| コロナ | 770mm | 1400mm | 1900mm |
| ハイアール | 777mm | 1400mm | 2005mm |
低い窓で困っているならトヨトミ、高い窓ならハイアールが有利という並びになります。
トヨトミは760mmから対応
トヨトミの公式サポートでは、本体同梱品で76cmから140cmに対応と案内されています。
3社の中ではもっとも低い窓に届くので、数センチ足りない人の第一候補になります。
ただし同じページに、補助金具が必要になる場合という但し書きが添えられています。
その場合は逆に80cmの窓の高さが要るので、条件を読み飛ばさないよう注意が必要です。
76cmという数字だけを見て買うと、届かなかったときに戻せなくなってしまいます。
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コロナは立ち上がりで変わる
コロナの場合は、窓の材質と下枠の形で下限が4通りに分かれています。
アルミ製で立ち上がりが10mm以上ある窓なら、冷房専用が770mmから設置できます。
立ち上がりが浅い窓や木製窓では、必要な高さが800mmまで引き上げられます。
同じ窓でも段差の有無で30mmも変わるので、ここは実際に測って確かめたい部分です。
ハイアールは777mmが下限
ハイアールは3社の中でもっとも下限が高く、777mmからの対応になります。
低い窓には不利ですが、上限のほうは別売の延長枠で2005mmまで伸ばせます。
背の高い掃き出し窓に付けたい人には、この上限の広さが強みになります。
本体の重さは23kg前後あるので、支える窓枠の強度も一緒に見ておきたいところです。
冷暖房兼用は下限が上がる
もうひとつ落とし穴になりやすいのが、冷房専用と冷暖房兼用の違いです。
暖房の部品が加わるぶん本体が大きくなり、必要な窓の高さも増えてしまいます。
コロナの冷暖房兼用では、下限が770mmではなく813mmに設定されています。
立ち上がりが浅い窓や木製窓なら、さらに上がって843mmが必要になる計算です。
冬の暖房を諦めて冷房専用にするだけで、43mm分の余裕が生まれるわけですね。
窓の高さを正しく測り直す
測る位置がずれていただけで、実は条件を満たしていたというケースは珍しくありません。
対策を始める前に、まずは正しい測り方でもう一度確かめておきましょう。
内側の有効寸法を測る位置
メーカーが示す窓の高さは、窓枠の内側の有効寸法を指しています。
下枠の上端にメジャーを当てて、上枠の下端までをまっすぐ測ってください。
外側の枠を含めて測ってしまうと、数センチ大きい数字が出て判断を誤ります。
逆にカーテンレールの陰で狭く見えていただけ、ということもあり得ます。
左右と中央の3か所を測って、いちばん小さい値を採用するのが確実なやり方です。
立ち上がりの段差も測る
立ち上がりとは、窓の下枠にあるレール部分の段差の高さのことです。
取付枠の下端をこの段差に引っ掛けて固定するため、深さが効いてきます。
10mm以上あればアルミ窓の下限で判定でき、浅ければ30mm厳しくなります。
定規を垂直に立てるだけで測れるので、高さと一緒に確認しておくと二度手間になりません。
上枠の出っ張りに注意する
見落としやすいのが、窓の上側にある出っ張りやレールの張り出しです。
網戸のレールや戸当たりが下向きに出ていると、その分だけ有効な高さが減ります。
数字の上では足りていたのに、実物を当てたら入らないのはこれが原因のことが多いです。
上枠に手を差し入れて、どこまで平らな面が続いているかを触って確かめてみてください。
数センチ足りないときの調整
1cmから2cm程度の不足なら、機種選びと枠の使い方だけで解決できる余地があります。
大がかりな工作に進む前に、まずはこの範囲で手が届かないかを確かめましょう。
取付枠の可動部で詰める
窓用エアコンの取付枠は、上下に伸び縮みする構造になっています。
公表されている下限は、この可動部をいちばん縮めた状態での寸法です。
つまり枠を最短にしても足りないなら、その機種では物理的に入りません。
逆に言えば、まだ縮めていない状態で判断していたなら見直す価値があります。
箱から出す前に説明書の寸法図を見て、最短にしたときの数字を確認してみましょう。
補助金具の要否を確認する
補助金具は、枠を窓に固定する力を補うために追加する部品です。
あれば安心という印象を持ちがちですが、実は高さの条件を厳しくする方向に働きます。
トヨトミの案内でも、補助金具を使う場合は窓の高さが80cm必要とされています。
下限の76cmで付けたいなら、補助金具が不要な条件かどうかが分かれ目になります。
この判断は窓の形によるので、購入前にメーカーへ問い合わせるのが確実です。
出っ張りを削る改造の可否
枠の金具を外したり、本体のつまみを切ったりして1cm稼いだ実例も公開されています。
木枠にホゾを彫って金具を埋め込むといった、かなり本格的な加工の例もあります。
ただしこれらはすべてメーカーの想定外で、当然ながら保証の対象から外れます。
削った部品が固定に関わるものだと、そのまま落下のリスクに直結してしまいます。
木工に慣れていない方は、この方向へは進まないほうが安全だと考えられます。
かさ上げ台で高さを稼ぐ方法
窓が低すぎる場合は、窓枠の下に台を組んで設置面そのものを持ち上げる手があります。
実際にやっている方の手順を踏まえて、押さえるべき点を整理しておきます。
角材で土台を組む手順
公開されている実例では、4cm角と3cm角の垂木を柱にして土台を組んでいます。
柱の長さは必要な高さに合わせて切り、天板には2×4材が使われていました。
接合部はL字アングルと木ねじで留めて、ぐらつきを抑える作りになっています。
実例では最初に高さを見誤って柱を切り直しており、ここが最大の難所のようです。
先に段ボールなどで仮組みして、本体が収まるかを確かめてから木材を切りたいですね。
幅40cmと荷重の考え方
土台の幅は、取付枠に合わせて40cm前後で作られることが多いようです。
本体の重さは20kg前後あり、これが天板の一点に集中してかかります。
柱が2本だけだと天板がたわむので、四隅を支える形にしておくと安心です。
カラーボックスや既製の棚を流用する例もありますが、耐荷重の表示は必ず見てください。
収納家具の耐荷重は棚板1枚あたりで書かれていることが多く、判断を誤りやすい部分です。
振動と転倒を抑える工夫
かさ上げ台で見落とされがちなのが、運転中の振動が増えるという点です。
本体は窓枠と台の両方で支えられるので、台の側にも振動が伝わっていきます。
木の台は音を響かせやすく、階下や隣室に振動音が届くことも考えられます。
天板と本体の間に防振ゴムやジョイントマットを挟むと、伝わり方がかなり変わります。
台が動かないよう、壁や窓枠にクランプで固定している例も見られました。
運転音や振動の抑え方はこちらの記事でも詳しく触れていますよ^^
窓用エアコンの騒音による苦情の原因と防振ゴムの対策や静音モデル
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メーカー保証が外れる点
かさ上げ台を使った設置は、取扱説明書に書かれた方法ではありません。
不具合が起きたときに、保証の対象外と判断される可能性は覚悟しておく必要があります。
落下して人や物に被害が出た場合も、責任は設置した側に向かうことになります。
賃貸住宅であれば、窓まわりに手を加える前に管理会社へ相談しておきたいところです。
窓が高すぎて枠が届かない場合
掃き出し窓で枠が届かないという不足なら、別売の延長枠で正規に解決できます。
低い窓の話とは逆方向ですが、同じ言葉で悩んでいる方が少なくありません。
テラス窓用取付枠とは何か
本体に同梱されている標準枠は、1400mmまでの窓を想定して作られています。
ベランダに出る掃き出し窓は1800mm前後あるので、標準枠だけでは上まで届きません。
そこで標準枠の上に継ぎ足して使うのが、テラス窓用取付枠と呼ばれる別売部品です。
単体では使えず、必ず本体付属の標準枠と組み合わせる形になります。
対応は1400mmから1900mm
コロナとトヨトミの延長枠は、どちらも1400mmから1900mmが対応範囲です。
一般的な掃き出し窓はこの範囲に収まるので、ほとんどの場合は足ります。
ハイアールはさらに広く、延長枠を使えば2005mmまで対応できるとされています。
天井近くまである大きな窓なら、この対応範囲の差が効いてくる場面もありそうです。
メーカー別の型番を確認
延長枠は機種ごとに専用品なので、型番を間違えると取り付けられません。
コロナの冷房専用タイプはWT-8、冷暖房兼用タイプはWT-8Hが対応します。
トヨトミでは継足枠という呼び方で、TIW-PT6という型番が用意されています。
ハイアールの延長枠はJA-E16Dで、対応する本体の型番も合わせて確認が必要です。
本体と同時に買っておくと、届いてから枠が足りないと気づく事態を避けられます。
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高さが足りない窓用エアコンの危険
隙間を残したまま使うと、冷えない上に雨や虫まで招き入れることになります。
何が起きるのかを具体的に知っておくと、無理押しを踏みとどまれます。
隙間から雨と虫が入る
取付枠は、窓の上下に密着して隙間をふさぐことを前提に作られています。
高さが足りないと上側に空きが残り、そこが屋外とつながったままになります。
吹き込む雨が室内へ入り、窓際の床や壁紙を傷めてしまう恐れがあります。
小さな虫も数ミリの隙間から入ってくるので、夏場は想像以上に気になる部分です。
ふさぐならクッションテープや隙間テープを重ねて貼るのが手軽な方法になります。
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冷気が漏れて電気代が増える
隙間があると、せっかく冷やした空気がそこから逃げていきます。
同時に外の熱い空気が入ってくるので、室温がなかなか下がりません。
窓用エアコンの多くは出力を細かく変えられず、一定の力で運転し続けます。
そのため設定温度に届かないまま動き続け、電気代だけが積み上がる形になります。
冷えない原因が本体ではなく隙間だった、というのは十分に起こり得る話です。
落下と防犯上の不安
もっとも避けたいのが、固定が不十分なまま本体が落ちてしまう事態です。
20kg級の機器が屋外側へ落ちれば、下にいる人に危険が及びます。
枠が窓に密着していないと、外から押されたときに動いてしまう心配もあります。
1階や外階段に面した窓では、補助錠を足して開く幅を止めておきたいところです。
それでも付かないときの選択肢
窓に付かなくても、排熱さえ屋外へ出せれば工事なしで冷房は手に入ります。
無理な設置を選ぶ前に、こちらの選択肢も比べてみてください。
床置きに切り替える
すでに窓用エアコンを買ってしまった場合は、床に据えて使う方法が知られています。
本体を縦に立てたまま台へ載せ、背面の排熱を窓の外へ導く形をとります。
縦置きを保てるので、内部の潤滑油や排水の問題は起こりません。
ただし排熱の逃がし方とドレン水の受け方には、それなりの工夫が必要になります。
床置きの手順はこちらで具体的にまとめていますので、あわせて読んでみてください^^
ポータブルクーラーを選ぶ
これから買うなら、最初からポータブルクーラーを選ぶほうが確実です。
本体は床に置き、排熱ダクトだけを窓パネル経由で屋外へ出す仕組みになっています。
窓が支えるのはパネルだけなので、20kgの本体を載せる強度が要りません。
窓パネルは組み替えができ、760mm前後から対応する製品も販売されています。
冷房能力も6畳用のエアコンに近い機種があり、置き換えとして十分に成り立ちます。
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壁掛けの工事費と比べる
最後に、あえて壁掛けエアコンを検討し直す道も残されています。
窓用エアコンを選んだ理由の多くは、工事を避けたいという点にあるはずです。
ところが台を自作したり部品を買い足したりすると、費用と手間が積み上がります。
配管穴を開けられる持ち家であれば、見積もりを取ってから比べる価値はあります。
賃貸で穴を開けられない場合は、やはり工事不要の機器から選ぶことになりますね。
窓用エアコンの高さが足りない時のまとめ

ここまでの内容を整理しておきます。
- 下限はトヨトミ760mmコロナ770mmハイアール777mm
- 補助金具を使う場合は逆に800mm必要
- 冷房専用にするだけで43mmの余裕が出る
- 大きく足りないならかさ上げ台を組む
- 高すぎる窓は延長枠で1900mmまで対応
あと数センチの不足なら、打てる手はまだいくつも残されていると分かりましたね。
まずはメジャーを持って、内側の高さと立ち上がりを測り直してみてください。
正しい数字さえ分かれば、この夏を涼しく過ごす道は必ず見つかります。
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