窓用エアコンの裏側は室外機そのもので、ふさぐと冷えなくなります。
こんなお悩みありませんか?
- 裏側がむき出しのままで本当に大丈夫なのか不安
- 網戸を閉めたいけれど効きが悪くなりそうで怖い
- 隙間から虫や雨が入ってこないか気になっている
取り付けたあとで背面が気になりだすと、なかなか落ち着かないものですよね。
窓用エアコンの裏側について調査した結果、以下のとおりでした。
- 裏側は熱を捨てる室外機
- ふさいでよいのは網戸だけ
- 隙間はパテとテープで埋める
ここからは窓用エアコンの裏側について、さらに詳しくご紹介していきます。
夏の入れ替え時期は在庫が動きやすいので、早めのチェックがおすすめです^^
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窓用エアコンの裏側は室外機
窓用エアコンの背面は、壁掛けエアコンの室外機と同じ役割を担っています。
ここでは裏側から何が出ているのかを、仕組みからほどいていきますね。
裏側から熱風が出る仕組み
エアコンは部屋の中の熱をつかまえて、外へ運び出すための機械です。
その運び出した熱を捨てる場所が、窓用エアコンでは背面にあたります。
冷房やドライで運転している間、背面からはずっと熱い風が出続けています。
メーカーの案内でも、室外側に熱交換した熱い風が出ると明記されています。
つまり裏側は、風の通り道としてどうしても空けておきたい面なのです。
室内機と室外機が一体の構造
壁掛けエアコンは、室内機と室外機を配管でつないで別々の場所に置きます。
窓用エアコンはその両方を一つの箱に詰め込み、窓枠にまたがらせています。
だからこそ工事も配管も要らず、賃貸のお住まいでも取り付けられるわけですね。
壁掛けタイプと比べると、次の3点が構造上の違いとして表れてきます。
- 室外機を据える地面やスペースが要らない
- 配管を通すための穴を壁に開けずに済む
- 排熱と運転音が窓のすぐ外に集まる
手軽さと引き換えに、熱と音が窓際へ集まるという性格を持っているのです。
冷房中に背面から出る水の正体
冷房中は空気に含まれる水分が冷やされ、本体の中で水滴に変わります。
この水はドレン水と呼ばれ、そのままにすれば背面から外へ落ちていきます。
機種によっては背面からドレンホースが出ており、配管につないで流す作りです。
一方で内部の熱で蒸発させてしまい、ホースが要らない機種も増えてきました。
裏側に水の跡があっても、故障ではなく正常な排水であることがほとんどです。
背面をふさぐと冷えなくなる
背面をふさぐと熱が逃げ場を失い、冷房そのものが成り立たなくなります。
ここではふさいではいけないものと、その理由を順に見ていきましょう。
窓ガラスを閉めるのが最も危険
最もやってはいけないのが、本体の後ろで窓ガラスを閉めてしまうことです。
ガラスで密閉してしまうと、背面から出た熱風がその場に閉じ込められます。
逃げ場を失った熱はガラスを直接あぶり、熱割れを招くおそれがあります。
とくに網入りガラスは中の金網が熱を持ちやすく、割れた事例も報告されています。
ガラスの交換費用は決して安くないので、運転中は必ず開けたままにしてください。
板や断熱パネルで覆わない
見た目を隠したくて、背面を板やパネルで覆いたくなる方もいらっしゃいます。
ただし空気の通らない素材でふさぐと、窓ガラスと同じことが起こります。
次のようなものを背面に密着させるのは、避けておくほうが賢明です。
- 段ボールやベニヤ板
- 発泡スチロールの断熱ボード
- 目の詰まったビニールシート
目隠しをしたいときは、風がしっかり抜ける素材を選ぶのが前提になります。
壁や物との距離はどれくらい必要か
背面がすぐ隣の壁やベランダの手すりに向いていることもありますよね。
メーカーは背面に障害物があると冷えにくくなる、と案内しています。
必要な寸法は機種ごとに違うので、取扱説明書の据付条件を確認してください。
目安としては、室外機と同じように数十センチの空間を空けたいところです。
物置や自転車を背面のすぐ前に置くと、それだけで効きが落ちてしまいます。
安全装置が働いて止まる仕組み
熱がこもった状態を放置すると、本体は自分を守るために運転を止めます。
メーカーも、吸込口や吹出口をふさぐと異常加熱で安全装置が働くと説明しています。
急に止まったり冷えなくなったりしたら、まず背面の状態を疑ってみてください。
故障だと思って修理を呼ぶ前に確認すれば、無駄な出費を防ぐことができます。
網戸は閉めたままで大丈夫か
網戸は空気が通るので、条件さえ合えば閉めたままでも運転できます。
ここでは公式の案内と実際の使い方が食い違う理由を整理していきます。
メーカーが網戸を開けろと言う理由
取扱説明書の多くは、運転中に網戸を開けておくよう案内しています。
これは網戸が吸込口や吹出口に密着する状況を、避けたいからにほかなりません。
ホコリで目詰まりした網戸は、想像以上に風の通りを妨げてしまいます。
メーカーはあらゆる家の網戸を想定して、最も安全な指示を出す立場にあります。
ですから開けろという案内は、網戸そのものを否定しているわけではないのです。
目の粗い網戸なら閉めても通る
住宅で一般的な網戸は18メッシュ前後で、風はかなり素直に抜けていきます。
実際に網戸を閉めたまま2シーズン使い、問題はなかったという報告もあります。
逆に24メッシュ以上の細かい防虫網は、風の抜けが目に見えて落ちてきます。
網が汚れているだけでも通りは悪くなるので、閉めるなら先に水洗いしましょう。
網戸そのものが排気の熱で傷まないかは、こちらで詳しく解説しています^^
本体と網戸の距離で判断する
閉めてよいかは、本体と網戸のあいだにどれだけ空間があるかで決まります。
網戸が背面にぴたりと張り付いていれば、それはふさいでいるのと同じことです。
指が入る程度の隙間しかないなら、網戸は開けて使うほうが無難でしょう。
逆に10センチほど離れていれば、空気が回り込む余地は十分にあります。
設置後に一度だけ背面をのぞき込み、距離を測っておくと判断が早くなります。
ドレン水が出る機種は閉められない
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背面からドレンホースが伸びるタイプは、網戸の扱いが変わってきます。
ホースや排水ガイドを窓の外へ出せないと、水の行き場がなくなるためです。
網戸のレールで押しつぶすと、ホースが折れて水が室内側へあふれてきます。
網戸を閉めて使いたいなら、最初からノンドレンの機種を選ぶのが確実です。
背面に雨がかかっても平気か
背面は雨に濡れる前提で作られているため、直接かかっても壊れません。
ここでは雨のどこまでが平気で、どこからが危ないのかを線引きします。
雨に濡れる前提で作られている
背面は屋外に向いた面なので、雨がかかることは初めから織り込み済みです。
そもそも壁掛けエアコンの室外機も、屋根なしで雨ざらしのまま使われています。
雨が背面に当たったからといって、すぐに故障につながるものではありません。
むしろ雨で背面のホコリが洗い流され、効きが戻ることさえあるくらいです。
水がたまり続けるときだけ危ない
気をつけたいのは、雨が流れずに窓の奥へたまってしまう状態のほうです。
取り付け枠のくぼみに水が残ると、時間をかけて内側へしみ込む心配があります。
雨の翌日に窓枠を見て、水たまりができていないか確かめてみてください。
たまるようであれば、水が外へ流れるようテープの位置を見直しましょう。
雨よけひさしを付けるときの注意
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背面に雨よけのひさしを付けたくなる方も、決して少なくありません。
ただし本体を上から包み込む形にすると、肝心の熱が抜けなくなります。
付けるなら背面から十分に離し、横と下は大きく開けておくのが条件です。
賃貸では外壁にビスを打てないので、窓枠に固定できる製品を選びましょう。
台風や横殴りの雨のときの運転
台風のときは、横から吹き込む雨が電装部まで届いてしまうことがあります。
強い風で本体が揺れると、取り付け枠のゆるみにもつながりかねません。
暴風雨の最中は無理に動かさず、窓を閉められる状態にしておくと安心です。
過ぎ去ったあとは、背面とコンセント周りが濡れていないか確認してください。
室外側の隙間から入る虫の対策
虫は本体と窓枠のわずかな隙間から入るので、埋める場所を絞れば防げます。
ここでは隙間ができる場所と、そこに合った塞ぎ方をご紹介します。
隙間ができる3つの場所
まずはどこに隙間ができるのかを、はっきりさせておきましょう。
- 本体の左右と窓枠のあいだ
- 上下にずらしたサッシの重なり
- 付属パッキンの端にできる切れ目
この3か所を押さえておけば、虫の侵入経路はほとんど塞げてしまいます。
網戸を閉めていても入ってくる場合は、たいていこのどこかが空いています。
すきまパテで埋める方法
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いちばん確実なのは、粘土状のすきまパテを押し込んで埋める方法です。
固まらないタイプを選んでおけば、退去のときにきれいにはがせます。
指でちぎって隙間に押し当て、少し余るくらい詰めるとよく密着しますよ。
ただし背面の吹出口の近くには使わないよう、気をつけておいてください。
隙間テープとモヘアの使い分け
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面と面で当たる部分には、スポンジ状の隙間テープが向いています。
サッシが重なる部分のように、動く場所にはモヘアタイプが合います。
モヘアは毛足があるので、多少の段差があっても隙間を埋めてくれます。
どちらも貼る前に汚れを拭き取っておくと、はがれにくくなってくれます。
排熱口をふさがないための線引き
隙間をなくしたい気持ちが行き過ぎると、排熱口まで塞いでしまいがちです。
埋めてよいのは、あくまで本体と窓枠が接している縁の部分だけになります。
背面のルーバーや、風が実際に出ている面には何も貼らないでください。
作業のあとに一度運転して、背面から風がしっかり出ているか確かめましょう。
ウインドエアコンの防犯対策
窓が開いたままになるので、防犯は取り付けとセットで考える必要があります。
ここでは外から見たときの弱点と、その補い方をまとめておきます。
外から本体が丸見えになる問題
窓用エアコンは、外から見ると窓が開いているのが一目で分かります。
そこに留守がちだと分かる要素が重なると、どうしても狙われやすくなります。
1階やベランダに面した窓では、とくに注意しておきたいところですね。
本体の上下にできる空間は、外から手を差し込める大きさになりがちです。
付属の簡易錠だけでは足りない
多くの機種には、サッシを固定するための簡易錠が同梱されています。
これは窓が動かないようにするもので、こじ開けを防ぐ強度はありません。
ネジで止めただけの小さな部品なので、力を加えれば外れてしまいます。
あくまで最低限の押さえとして考えておくのが、現実的な受け止め方でしょう。
補助錠と防犯フィルムの併用
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そこで市販の補助錠を、サッシの上部にもう一つ足す方法があります。
上下の2か所で止めておくと、片方を外してもすぐには開けられません。
ガラス面に防犯フィルムを貼れば、割って手を入れる手口にも備えられます。
同じ窓まわりの鍵と隙間の対策は、こちらの記事も分かりやすいですよ^^
窓用エアコンの裏側を掃除する手順
裏側は外のホコリを吸い続けるので、シーズンごとの掃除で効きが変わります。
ここでは自分でできる範囲と、手を出さないほうがよい部分を分けていきます。
掃除の前に必ず電源を抜く
作業を始める前に、まずコンセントを抜いて数分ほど置いてください。
運転を止めただけでは通電したままなので、感電の危険が残ってしまいます。
背面は手が届きにくいので、無理な姿勢にならない足場も用意しましょう。
本体は20キロを超えるものが多く、外そうとすると落下の危険があります。
フィンのホコリは目に沿って取る
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背面にある格子状の部品はフィンと呼ばれ、熱を逃がす要になっています。
ここにホコリが詰まると、熱が抜けきらずに効きが一気に落ちてしまいます。
掃除機のブラシノズルを当て、網目に沿ってゆっくり動かしてください。
フィンは薄いアルミなので、少し力を入れただけですぐに曲がってしまいます。
曲がった部分は風が通らなくなるため、直すより曲げないほうが賢明です。
水をかけてよい場所とだめな場所
ホースで一気に洗い流したくなりますが、かける場所は選ぶ必要があります。
次の部分に水がかかると、故障や感電につながるおそれが出てきます。
- コンセントと電源コード
- 基板が入った側面のカバー
- 送風ファンのモーター部分
迷ったときは、濡らした布で拭くだけにとどめておくほうが安全です。
分解が必要な範囲は業者に任せる
外装を外すとネジが隠れていることも多く、配線のカプラーも絡んできます。
ファンを外して奥まで洗うとなると、組み立てまで含めて手間が大きいです。
カビのにおいが取れないときは、専門の業者に頼むほうが結果的に早いでしょう。
賃貸であれば、退去前のタイミングで管理会社に相談する手もありますね。
冷えが弱いとき背面を確認する
冷えないという不調の多くは、背面まわりを見直すだけで改善していきます。
ここでは修理を呼ぶ前に、自分で確かめられる点を挙げていきます。
背面のホコリ詰まりを疑う
去年よりも冷えないと感じたら、まずフィンの目詰まりを疑ってください。
外気を直接吸い込む構造なので、1シーズンでも綿ボコリがたまっていきます。
懐中電灯で背面を照らしてみると、詰まり具合が見た目ではっきり分かります。
掃除をしただけで、設定温度が1度分ほど変わることも珍しくありません。
窓や網戸が当たっていないか
窓や網戸が本体に触れていないか、実際に手で確かめてみましょう。
確認したい点を並べておきますので、上から順に見てみてください。
- 窓ガラスが背面に寄っていないか
- 網戸が本体に触れていないか
- 背面のすぐ前に物を置いていないか
どれか一つでも当てはまれば、それが冷えない原因かもしれませんよ。
直射日光と設置向きの影響
西向きの窓では、背面が午後の日射しを浴び続けることになります。
背面の温度が上がると、熱を捨てる効率はどうしても落ちてしまいます。
すだれを少し離して立てかけ、日陰をつくるだけでも違いが出てきます。
このとき本体に密着させないよう、風の通り道は必ず残しておいてください。
メーカー別の背面の作りを比較
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背面の張り出し方と排水の方式は、機種によってはっきりと差があります。
ここでは主要な4機種の仕様を、同じ観点で並べて確かめていきます。
奥行寸法で外への張り出しが変わる
本体の奥行が大きいほど、窓の外へ出る部分も大きくなりやすくなります。
選ぶときは奥行と排水の方式をあわせて見ておくと、失敗が減りますよ。
| 機種 | 本体の奥行 | 排水の方式 |
|---|---|---|
| コロナ CW-1825R | 240mm | ノンドレン |
| コロナ CWH-A1826R | 263mm | ドレンホース |
| トヨトミ TIW-A180M | 275mm | ノンドレン |
| ハイアール JA-W16A | 256mm | ホース不要 |
数値を見ていくと、4機種のあいだで35ミリほどの開きがあると分かります。
隣家との距離が近い場所では、この差が思ったよりも効いてきます。
ベランダの手すりに当たらないかは、購入前に測っておきたいところです。
ノンドレンとドレンホースの違い
ノンドレンは、たまった水を内部で蒸発させて外へ飛ばす仕組みです。
ホースが背面から出ないので、網戸を閉めたい方には扱いやすくなります。
一方でドレンホース方式は、水を確実に排水口へ導けるのが強みですね。
コロナの冷暖房兼用機ではホースが同梱され、排水処理が前提になっています。
暖房も使いたいかどうかで、選ぶ方向は自然と決まってくるはずです。
ノンドレン機でも水が出る条件
ノンドレンなら水は一切出ない、と受け取ってしまう方も多いようです。
ところがメーカーは、蒸発しきる条件をきちんと数字で示しています。
トヨトミは室温27度かつ湿度85パーセント以下を、その条件としています。
梅雨どきや蒸し暑い夜はこれを超えるので、背面から水が落ちることがあります。
真下に洗濯機や自転車を置いている場合は、位置をずらしておくと安心ですね。
窓用エアコンの裏側のまとめ

- 裏側は熱を捨てる室外機
- 窓ガラスや板でふさぐのは厳禁
- 網戸は目が粗く離れていれば可
- 隙間はパテとテープで埋める
- 背面の掃除で冷え方が戻る
裏側の役割が分かれば、もう不安なまま運転することはなくなりますよね。
網戸も雨も、線引きさえ知っていれば必要以上に怖がることはありません。
今年の夏は背面をすっきりさせて、涼しいお部屋で過ごしてくださいね。
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