スポットクーラーの補助金は、条件を満たした事業者なら購入費の半分が戻ってきます。
こんなお悩みありませんか?
- 職場の暑さ対策を任されたが予算が足りない
- 自分の会社が対象になるのか判断できない
- 買う順番を間違えて損をしたくない
熱中症対策が義務になったのに、業務用の冷房設備は1台で数十万円しますから、迷ってしまいますよね。
スポットクーラーの補助金について調査した結果、以下のとおりでした。
- 本命はエイジフレンドリー補助金
- 補助率は2分の1で上限100万円
- 交付決定の前に買うと対象外
ここからは対象になる条件や申請の手順、そして対象になる機種の選び方まで詳しくご紹介します。
受付は予算に達した時点で締め切られるので、早めに動いておくと安心ですよ^^
↓在庫があるかチェック
スポットクーラーは補助金の対象になる
結論からお伝えすると、スポットクーラーは国の補助金の対象設備に入っています。
中心になるのはエイジフレンドリー補助金の熱中症対策コースです。
ただし機種の形やタイプによって、対象から外れるものもあります。
対象はエイジフレンドリー補助金
- 厚生労働省が所管する国の制度
- 令和8年度から独立したコースに
- スポットクーラーが対象設備に明記
エイジフレンドリー補助金は、もともと高年齢労働者の安全を守るための制度です。
その中の熱中症対策コースが、令和8年度から独立したコースになりました。
背景にあるのは、2025年6月に始まった職場の熱中症対策の義務化です。
義務に対応するための設備投資を後押しする、という位置づけになっています。
公表されている対象設備の一覧には、移動式のスポットクーラーがはっきり書かれています。
ファン付き作業服や保冷剤用の冷凍ストッカー、ミストシャワーなども並んでいますよ^^
補助率は2分の1で上限100万円
- 対象経費の2分の1が補助される
- 上限は消費税抜きで100万円
- 他コースとの併用はできない
補助率は対象経費の2分の1で、上限は100万円と案内されています。
この100万円は消費税を抜いた金額で計算する点に注意が必要です。
たとえば1台25万円の業務用スポットクーラーを4台そろえたとします。
合計100万円なので、そのうち50万円が補助される計算になります。
上限に届くまで買おうとすると200万円分の発注が必要になりますね。
現実には数台から始める職場が多いので、上限まで使い切るケースは少なめです。
移動式で排熱できる機種が条件
- 移動できることが前提になる
- 熱を外へ逃がせる構造が必要
- 据え置きの冷房設備とは扱いが別
対象設備の書かれ方は、移動式の熱排気ができるスポットクーラーとなっています。
つまり動かせることと、排熱を外に出せることの両方が求められます。
スポットクーラーは冷風を出す裏側で、必ず同じだけの熱を出しています。
その熱を室内に放り出してしまうと、部屋全体はかえって暑くなります。
だから制度の側でも、排熱を処理できる機種に限定していると考えられます。
安さだけで選ぶと、この条件でつまずいてしまうので気をつけてくださいね。
固定式エアコンや扇風機は対象外
- 据え置きの通常エアコンは対象外
- 工場扇や大型送風機も対象外
- サーキュレーターや扇風機も外れる
同じ冷房でも、壁や天井に据え付ける固定式のエアコンは対象外とされています。
風を送るだけの工場扇やサーキュレーター、扇風機も外れます。
気温そのものを下げる力がないから、という線引きなのだと思います。
保冷剤やスポーツドリンクといった消耗品も、当然ながら補助されません。
ここを勘違いしたまま見積もりを作ると、申請の段階で組み直しになります。
年度によって細かい線引きが変わることもあるので、最新の要綱で確かめてください。
熱中症対策の義務化と罰則の中身
そもそも補助金が手厚くなった理由は、職場の熱中症対策が法律上の義務になったからです。
努力目標ではなく、守らなければ罰則が科される決まりに変わりました。
まずは何がどこまで義務なのかを、ざっと押さえておきましょう。
改正労働安全衛生規則の施行時期
- 2025年6月1日から施行済み
- 企業の規模を問わず対象になる
- 屋内の作業も対象に含まれる
改正された労働安全衛生規則は、2025年6月1日から施行されています。
それまでは指針という位置づけで、あくまで推奨にとどまっていました。
今回の改正で、暑い環境で働かせる事業者の義務として明文化されました。
屋外の現場だけでなく、風の通らない工場や倉庫の中も対象になります。
従業員が数名の会社でも例外はなく、規模による線引きはありません。
すでに2度目の夏を迎えていますから、対応を先送りにできない段階ですね。
WBGT28度が判断の目安になる
- WBGT28度以上が一つの基準
- 気温31度以上でも該当する
- 連続1時間か1日4時間が目安
義務の対象になるかどうかは、暑さ指数と呼ばれるWBGTで判断されます。
WBGTは気温だけでなく、湿度や輻射熱もまとめて評価する指標です。
WBGT28度以上、または気温31度以上の場所が目安とされています。
そこで連続1時間、または1日4時間以上の作業がある現場が該当します。
湿度の高い日本の夏だと、気温30度でも余裕で超えてしまう数値です。
まずは現場に暑さ指数計を置いて、実際の数字を見るところからですね^^
罰則は50万円以下の罰金
- 6か月以下の懲役の定めがある
- または50万円以下の罰金
- 事故が起きれば責任は別に問われる
義務を怠った場合の罰則として、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が定められています。
金額だけ見ると小さく感じるかもしれませんが、問題はそこではありません。
実際に倒れる人が出れば、労災や損害賠償という別の話が続きます。
従業員が集まりにくい時代に、暑い職場という評判は大きな痛手になります。
設備を入れる費用は、そう考えると決して高い出費ではないはずです。
細かい法律の解釈については、労働基準監督署や専門家に確認してくださいね。
事業者に求められる措置の内容
- 異変に気づく体制をつくる
- 報告の窓口と方法を決めておく
- 手順を関係者に周知しておく
義務の中身は設備を買うことではなく、早期発見と対応の体制づくりが柱になっています。
具合が悪くなった人をすぐ見つけ、社内で報告できる仕組みが求められます。
重症化を防ぐための応急処置や、搬送までの手順も決めておく必要があります。
決めた手順は関係する従業員全員に周知しておくことも含まれています。
そのうえで、そもそも暑さを下げる環境づくりが実質的な対策になります。
スポットクーラーの導入は、この環境づくりの部分を担う位置づけですね。
補助を受けられる事業者の条件
制度があっても、条件を満たしていなければ申請そのものができません。
特に年齢の要件は独特で、ここで外れてしまう会社が少なくありません。
自社が当てはまるかどうか、順番に確認していきましょう。
60歳以上の労働者が1名以上
- 60歳以上を常時1名以上雇用
- 役員は人数に含められない
- その人が働く現場が対象になる
最大の関門が、60歳以上の労働者を常時1名以上雇っていることという条件です。
もともと高年齢労働者を守るための補助金なので、ここは動かせません。
注意したいのは、役員はこの人数に数えられないという点です。
社長ひとりが60代でも、それだけでは条件を満たさないことになります。
また、設備を入れる場所はその方が実際に働く現場である必要があります。
若手だけの職場に置きたい場合は、別の助成金を探すほうが早いですね。
労災保険への加入と中小企業の基準
- 労災保険に加入していること
- 資本金か従業員数で中小と判定
- 直近の法令違反がないこと
前提として、労災保険に加入している中小企業であることが求められます。
中小企業かどうかは、業種ごとに資本金または従業員数で判定されます。
製造業なら資本金3億円以下、または従業員300人以下が目安です。
小売やサービス業は基準が下がるので、自社の業種で確認してください。
過去1年以内に厚生労働省が所管する法令の違反処分がないことも条件です。
過去5年以内に補助金の取消処分を受けていないことも合わせて見られます。
台数は高年齢労働者の人数まで
- 台数の上限は人数に連動する
- 1名なら大量導入はできない
- 金額の上限とは別の制限になる
見落とされがちなのが、補助対象の台数が高年齢労働者の人数分までという制限です。
上限100万円という数字だけを見て、台数計画を組むと足が出ます。
60歳以上の従業員が1名なら、補助されるのも基本的に1台分です。
工場全体を冷やしたいなら、自己負担分の台数も見込む必要があります。
逆に該当する方が5名いる現場なら、まとまった台数を狙えます。
申請前に、対象になる方が何名いるかを数えておくとスムーズですよ^^
申請は1年度に1事業者1回
- 1年度につき1事業者1回まで
- 他のコースとの併用はできない
- 必要なものを一度にまとめて申請
申請できるのは1年度につき1事業者1回までと決められています。
とりあえず1台で試して、後から追加という進め方はできません。
エイジフレンドリー補助金の他コースとの併用も認められていません。
転倒防止の対策なども考えているなら、どちらを取るか選ぶことになります。
だからこそ、必要なものを一度に洗い出してから申請するのが得策です。
空調服やミスト装置も対象なので、組み合わせて計画すると無駄がありません。
申請期間と手続きの進め方
条件を満たしていても、進め方を間違えると1円ももらえないことがあります。
特に買うタイミングは、この制度でいちばん多い失敗のもとです。
受付期間から入金までの流れを、順番どおりに見ていきましょう。
受付は5月20日から10月31日
- 受付は5月下旬から10月末まで
- 毎月末で締めて翌月に審査
- 年度ごとに日程が見直される
令和8年度の受付期間は、5月20日から10月31日までと案内されています。
審査は毎月末で締め切り、翌月にまとめて行う月次のスケジュールです。
つまり月末をまたぐと、審査が丸ごと1か月ずれることになります。
数日の遅れが1か月の差になるので、締めを意識して動きたいところです。
日程は年度ごとに見直されるため、必ず今年度の公式案内を確認してください。
夏本番に間に合わせたいなら、春のうちに準備を始めるのが理想ですね。
交付決定の前に発注してはいけない
- 交付決定より前の発注は対象外
- 見積もりの段階までは問題ない
- 通知が届いてから正式に注文する
この制度でいちばん多い失敗が、交付決定を待たずに買ってしまうことです。
交付決定日より前に発注した設備は、条件を満たしていても対象外になります。
暑いから先に買っておこう、という判断がそのまま損につながります。
見積もりを取るところまでは、申請の準備としてむしろ必要な作業です。
正式な発注は、交付決定通知書が手元に届いてからにしてください。
販売店にも事情を伝えて、通知後に注文する段取りを共有しておくと安心です。
Jグランツか郵送で書類を出す
- 提出は郵送かJグランツの2択
- メールでの申請は受け付けない
- 社労士による代理申請はできない
申請書類の提出方法は、郵送か電子申請システムのJグランツに限られます。
メールに添付して送る方法は受け付けてもらえないので注意してください。
Jグランツを使うにはGビズIDが必要で、発行にも日数がかかります。
初めて申請するなら、IDの取得から逆算して動くのがおすすめです。
社会保険労務士に代理申請を任せることはできない仕組みになっています。
相談やサポートは受けられるので、不安なら早めに声をかけておきましょう。
見積書と事業計画書をそろえる
- 販売店からの見積書を用意する
- 導入の狙いを書いた計画書が必要
- 現場のリスク評価も添える
申請でそろえるのは、見積書と事業計画書、そして熱中症リスクの評価が中心です。
単に機種を買いたいと書くだけでは、審査で通りにくいと言われています。
現場のどこが暑くて、誰がどんな危険にさらされているかを示します。
そのうえで、この機種を入れると何がどう改善するのかを書きます。
暑さ指数の実測値があると、説得力のある計画書になりやすいです。
書類の様式は年度ごとに更新されるので、最新版をダウンロードしてくださいね。
実績報告から入金までの期間
- 交付決定まで1か月から2か月
- 入金までは4か月から6か月
- 購入費は一度立て替える形になる
申請から交付決定までの目安は1か月から2か月とされています。
そこから設備を購入し、実績報告を出して審査を受ける流れです。
入金までを通しで見ると、4か月から6か月ほどかかる計算になります。
つまり購入費は、いったん自社で立て替えることになります。
資金繰りに余裕がない時期だと、この立て替えが意外と重く感じます。
台数を決めるときは、支払いのタイミングも一緒に考えておきたいですね。
予算に達すると受付が終了する
- 予算枠に達した時点で締め切り
- 期間が残っていても終わることがある
- 早い時期の申請ほど採択されやすい
この補助金は予算枠制で、交付決定額が枠に届いた時点で受付が終わります。
10月31日という期限が残っていても、途中で締め切られる可能性があります。
暑さが本格化してから慌てて申請すると、枠が埋まっている恐れがあります。
義務化で関心が高まっているぶん、申請数も増えていると考えられます。
採択率という意味でも、受付開始直後に出すのがいちばん有利です。
来年度を狙うなら、冬のうちから見積もりを取っておくくらいで丁度いいですよ^^
補助金対象のスポットクーラーの選び方
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制度の条件をクリアしても、機種選びを外すと現場が冷えないままになります。
対象になる形を満たしつつ、実際に効く1台を選ぶのが理想です。
ここは家電の選び方の話なので、遠慮なく具体的にいきますね。
排熱ダクト付きかどうかを確認
- 排熱ダクトの有無が最初の分かれ目
- 熱は必ず屋外へ逃がす
- 窓や既存の穴を出口に使う
最優先で見るべきは、排熱ダクトが付いているかどうかです。
熱排気ができることが条件なので、ここを外すと申請の土俵に乗りません。
製品ページには排熱ダクト付きと書かれていることが多いです。
そして買ったあとは、そのダクトを必ず屋外まで通してください。
私も自宅のガレージで試したとき、面倒がって室内に排熱を出したことがあります。
足元は涼しいのに部屋の温度は上がるという、なんとも間抜けな結果でした。
排熱の出し方については、こちらでも具体的に解説していますので参考にしてみてください^^
スポットクーラーはエアコンの穴に使える?口径の違いと排熱ダクトの設置方法
単相100Vと三相200Vの違い
- 単相100Vはどこでも使える
- 三相200Vは冷房能力が高い
- 現場の電源設備を先に確認する
業務用のスポットクーラーには、単相100Vと三相200Vの2種類があります。
単相100Vは一般的なコンセントに挿せるので、置き場所を選びません。
三相200Vは動力電源が必要ですが、そのぶん冷房能力が大きくなります。
広い工場や溶接まわりのような高温の現場では、三相タイプが向いています。
ただし動力電源がない事業所だと、電気工事から必要になってしまいます。
見積もりを取る前に、現場のブレーカーを一度見ておくと話が早いですよ。
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キャスター付きの移動式を選ぶ
- 移動できることが制度上の前提
- キャスター付きなら配置換えが楽
- 作業内容に合わせて動かせる
対象になるのは移動式なので、キャスター付きのモデルが基本になります。
制度の条件という以上に、実務のうえで動かせることに意味があります。
スポットクーラーは人に当てて使うのがいちばん効率のいい機械です。
作業場所が日によって変わる現場なら、動かせないと価値が半減します。
本体は50キロを超える機種もあるので、キャスターの質も見ておきたいところです。
床が土間やアスファルトなら、車輪が大きめのものが扱いやすいですね。
冷房能力はkWの数値で比べる
- 畳数表示より冷房能力を見る
- 業務用は2kWから3kW前後
- 吹き出し口の数も確認する
機種を比べるときは、畳数の表示ではなく冷房能力のkWで見てください。
スポットクーラーは部屋全体を冷やす機械ではないので、畳数はあてになりません。
業務用だと2kWから3kW前後の機種が現場でよく使われています。
吹き出し口が2口ある機種なら、2人に同時に当てることもできます。
ただし1口あたりの冷風は弱まるので、人数と場所で選び分けたいところです。
迷ったら、いちばん暑い持ち場に必要な数を先に決めると整理しやすいです。
ノンドレンなら排水の手間が減る
- 結露水の処理方式が2通りある
- ノンドレンは排熱と一緒に飛ばす
- タンク式は毎日の水捨てが必要
意外と効いてくるのが、結露した水をどう処理するかという違いです。
ノンドレン方式は、たまった水を排熱と一緒に外へ飛ばしてくれます。
タンク式だと、湿度の高い日は1日に何度も水を捨てることになります。
我が家で使っている機種はタンク式で、真夏はほぼ毎日の作業です。
1台ならまだしも、現場に何台も並べたら誰かの仕事が増えてしまいます。
ノンドレンでも湿度が極端に高い日は水がたまるので、過信は禁物ですけどね。
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対象外になりやすい機器の見分け方
見た目が似ていても、補助の対象から外れる機器がいくつもあります。
特に冷風機と呼ばれる商品は、名前が紛らわしいので注意が必要です。
買ってから気づくと痛いので、先に見分け方を押さえておきましょう。
ダクトなしの冷風機は二重に損する
- 排熱できないので対象外になる
- 気化式は室温を下げられない
- 湿度が上がって不快になることも
ダクトのない冷風機は、補助の対象外になるうえに現場も冷えません。
この手の商品は、水を気化させるときの熱で風を冷やす仕組みです。
目の前の風はひんやりしますが、部屋の温度自体は下がりません。
むしろ湿度が上がるので、蒸し暑い日は不快さが増すこともあります。
価格が安いぶん候補に挙がりやすいのですが、ここは我慢のしどころです。
熱中症対策として職場に入れるなら、圧縮機を積んだ機種を選んでください。
据え付けの業務用エアコンとの違い
- 据え付け型は対象から外れる
- 工事費が大きく回収が遠い
- 広い空間ほど効率が落ちる
天井吊りや壁掛けの業務用エアコンは、このコースの対象外とされています。
冷房としての性能は高いのですが、移動できないという点で条件を満たしません。
そもそも天井の高い工場だと、冷気が人のいる高さまで届きにくいです。
開口部の多い倉庫なら、冷やしたそばから外へ逃げてしまいます。
人に直接当てるスポットクーラーのほうが、費用対効果で勝る場面は多いです。
省エネ系の別制度なら高効率空調が対象になるので、そちらを探す手もあります。
工場扇やサーキュレーターの扱い
- 送風だけの機器は対象にならない
- 冷気を運ぶ補助としては有効
- 自己負担で組み合わせる考え方
工場扇や大型送風機、サーキュレーターは補助の対象から外れます。
空気を動かすだけで、温度を下げる機能を持たないからだと考えられます。
とはいえ現場での使い道がないという話ではまったくありません。
スポットクーラーの冷気を、狙った範囲へ運ぶ役目としては優秀です。
補助金でクーラーを入れて、送風機は自己負担で足すのが現実的ですね。
冷気の通り道を作るだけでも、体感はずいぶん変わってきますよ^^
保冷剤などの消耗品は対象外
- 保冷剤や飲料は補助されない
- 保管する冷凍ストッカーは対象
- 設備か消耗品かで線が引かれる
保冷剤やスポーツドリンクといった消耗品は、補助の対象になりません。
繰り返し買うものは設備投資ではない、という整理なのだと思います。
おもしろいのは、その保冷剤を保管する冷凍ストッカーは対象という点です。
体を冷やす運用を回すための設備なら認められる、という線引きですね。
この考え方が分かると、何を計画書に載せるか判断しやすくなります。
迷ったものは、申請先に問い合わせて確認するのがいちばん確実です。
ほかにも使える助成金と支援制度
年齢の条件で外れてしまっても、使える制度がなくなるわけではありません。
国にも自治体にも、暑さ対策を後押しする仕組みが用意されています。
金額の規模と使いやすさは制度ごとに違うので、見比べてみましょう。
まずは代表的な3つを、補助率と上限額という2つの軸で並べてみます。
| 制度 | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|
| エイジフレンドリー | 2分の1 | 100万円 |
| 業務改善助成金 | 4分の3から5分の4 | 最大600万円 |
| 自治体の制度 | 2分の1から3分の2 | 5万円から数百万円 |
金額だけなら業務改善助成金が飛び抜けていますが、賃上げが前提になります。
設備だけを入れたいならエイジフレンドリー補助金のほうが素直に使えます。
業務改善助成金は上限600万円
- 賃上げと設備投資がセットの制度
- 助成率は4分の3から5分の4
- 年齢の条件がないのが強み
業務改善助成金は、事業場内の最低賃金を引き上げる会社が使える制度です。
生産性向上につながる設備投資が対象で、空調設備も含まれています。
令和8年度は上限が最大600万円、助成率は4分の3から5分の4です。
60歳以上という条件がないので、若い職場でも狙えるのが大きな違いです。
ただし賃金を引き上げる約束が前提なので、決断の重さは別物ですね。
もともと賃上げを検討していた会社なら、合わせ技として相性が良いです。
空調付き作業着の購入助成
- 1着あたりの定額で助成される
- 屋外の現場と相性が良い
- クーラーと役割が重ならない
空調付きの作業着に特化した助成事業を用意している団体もあります。
1着につき数千円という定額で助成される形が多いようです。
金額は控えめですが、人数分そろえるとなれば無視できない額になります。
屋外や移動の多い作業では、据え置きの機器より現実的な選択肢です。
作業着は人を、クーラーは場所を冷やすので、役割が重なりません。
休憩所はクーラー、作業中は空調服という組み合わせが使いやすいですよ^^
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自治体ごとの熱中症対策の補助
- 都道府県や市区町村の独自制度
- 建設業に限定した制度もある
- 国の制度より条件がゆるい場合も
自治体が独自に用意している熱中症対策の補助も見逃せません。
東京都の区部や、横須賀市の建設業向けなど、地域ごとに幅があります。
補助率は2分の1から3分の2、上限は5万円から数百万円まで様々です。
年齢の条件がなく、国の制度より申請しやすいケースもあります。
探し方としては、自治体名と熱中症対策と補助金で検索するのが早いです。
商工会議所に聞くと、地元の制度をまとめて教えてもらえることもあります。
制度をまたいだ二重取りはできない
- 同じ経費で重複受給はできない
- 設備ごとに制度を分ける手はある
- 申請前に要綱を必ず確認する
同じ経費に対して複数の制度から受け取ることは、原則としてできません。
1台のスポットクーラーで国と自治体の両方から、という使い方は不可です。
ただし設備ごとに制度を分ける組み立てなら、認められる場合もあります。
クーラーは国の補助金、作業着は自治体の助成という分け方ですね。
この扱いは制度によって書かれ方が違うので、要綱の確認が欠かせません。
判断に迷ったら、それぞれの窓口に先に相談しておくと安全です。
個人が家庭用に使えるかと導入の判断
ここまでは事業者向けの話でしたが、個人で調べている方もいると思います。
結論を先にお伝えすると、家庭用の購入に使える制度はほぼありません。
そのうえで、待つべきか買うべきかの判断材料も整理しておきます。
家庭で使う分は制度の対象外
- 目的は労働環境の改善にある
- 自宅で使う分は対象にならない
- 個人事業主は事業用なら可能性あり
熱中症対策の補助金は、働く人の環境を守るための制度です。
そのため自宅の部屋を涼しくする目的では、残念ながら使えません。
家庭用スポットクーラーそのものを補助する国の制度も見当たりません。
ただし個人事業主で、作業場に置く設備という位置づけなら話は変わります。
この場合も労災保険や雇用の条件が絡むので、窓口での確認が必要です。
会社勤めの方が自宅用に探しているなら、次の項目を見てくださいね。
自治体の省エネ家電の買い替え支援
- エアコンの買い替えを支援する制度
- 店頭での値引き方式が多い
- 高齢者への上乗せがある自治体も
個人が使えるのは、自治体の省エネ家電の買い替え支援になります。
名古屋市のように、対象店舗で値引きを受けられる方式もあります。
高齢の方や障害のある方への上乗せを用意している自治体もあります。
ただし多くの制度は据え付け型のエアコンを想定して作られています。
スポットクーラーが対象に入るかは自治体ごとに違うので、事前確認が必須です。
対象外だったとしても、工事不要で今日から使えるのは大きな魅力ですね。
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今年の夏に間に合うかを逆算する
- 交付決定まで最短でも1か月
- 夏の盛りに申請すると間に合わない
- 来年度に照準を移す判断もある
補助金を待つと、実際に設置できるのは1か月から2か月先になります。
8月に申請したとして、機械が動き出すのは秋口という計算です。
今まさに現場が危ないなら、待つこと自体がリスクになってしまいます。
その場合は最低限の台数を自費で入れ、残りを来年度に回す手があります。
翌年度の申請なら、春先から準備できるので余裕を持って動けます。
安全が先で制度は後、という順番だけは崩さないようにしたいですね。
電気代などの運用費は補助されない
- 補助されるのは購入費だけ
- 電気代は毎年かかり続ける
- 消費電力も比較の材料になる
補助の対象はあくまで導入費用で、運用にかかる電気代は含まれません。
業務用は消費電力も大きいので、台数が増えるほど負担も増えます。
初期費用が半額になっても、毎年の電気代は自社で払い続けます。
だから機種を選ぶときは、冷房能力と消費電力の両方を見てください。
同じ冷え方でも、機種によってランニングコストはけっこう変わります。
実際にどれくらいかかるのかは、こちらの記事で目安を出していますよ^^
少額なら申請の手間で損することも
- 書類づくりに人手と時間がかかる
- 1台数万円なら効果は限定的
- 台数がまとまるほど得になる
最後に身も蓋もない話をすると、金額が小さいと手間のほうが上回ります。
計画書やリスク評価をまとめるには、それなりの時間が必要です。
1台5万円の機種で戻るのは2万5千円ほどという計算になります。
担当者が数日を書類に費やすなら、割に合わないと感じるかもしれません。
逆に数十万円の業務用を複数台そろえるなら、使わない手はないですね。
制度に振り回されず、自社の規模で得かどうかを冷静に判断してください。
スポットクーラーの補助金まとめ
- 本命はエイジフレンドリー補助金
- 補助率2分の1で上限100万円
- 60歳以上の労働者が1名以上必要
- 交付決定の前に発注すると対象外
- 排熱ダクト付きの移動式が条件
条件と順番さえ押さえておけば、費用の半分を国に持ってもらえます。
浮いたお金で台数を増やせば、現場の暑さは目に見えて変わります。
働く人が笑顔で夏を越せる職場を、今年こそ作っていきましょう^^
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